「怪談・女装女」はブログで発表した33作目の短編。
フェチズムの本質は「孤独」である。 肉欲というエネルギーがフェチを支えている限り、他人との接点は必ず出てくる。 出ては来るが、その魂が帰着する先は自分自身に他ならない。 いくらハイヒールが好きな男でもそれを履く生身の女性がいなければ彼の欲望は成立しないのだが、かと言って生身の女性がハイヒールに取って代わることもない。 つまり男はハイヒールを入り口にして女と交わっている自分自身を見つめているだけなのだ。 こういう表現が気に入って頂けないなら「フェチは自己存在の確認行為である」と言い直してもよい。、、したがってフェチには純粋な意味で、他者に対する愛は成立しない。 この「不毛」に何を見いだすか、、あるいはこの「不毛」は何に故の「必然」なのか?それを問うのがchikaの仕事のような気がする。 2007年12月大晦 最遠寺近緒
by saienji
| 2009-09-25 19:34
| smf
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