IE9ピン留め

永遠なるサーガ

 作家、栗本薫さんが死去されていた事をつい最近知りました。死去されたのはかれこれ9ヶ月前の話です。
 chikaの読書傾向がSFからミステリーに代わり、ミステリーに飽食したなら、いつか読んでもいいなと思っていた『グイン・サーガ』は、ますますその巻を重ね、「読めるものなら読みな」という面構えを見せ始めていました。
 実は、豹頭の英雄というコンセプトはchikaの愚作「夜の人形達」でパクらせてもらいました。
 ごめんなさい。って言っても、その言葉自体が届かない所に逝ってしまわれたんですね。
 でも人はいなくなってもその人が紡いだ物語は、人々の心の中に残ります。幸か不幸か、、。いや幸せに決まってるのか、、。

  # by saienji | 2010-03-06 12:19

性の操り人形師 Gagging Blowjob(倒錯の寄生虫)2

Gagging Blowjob(倒錯の寄生虫)補助考察資料

宿主を性転換させる寄生バクテリアChristine Dell'Amore
for National Geographic News
性の操り人形師
January 27, 2010

 急速にその数を増やしている寄生バクテリアがいる。このバクテリアは、宿主を性転換させて単為生殖化を引き起こすだけでなく、宿主を“気味の悪い怪物”に変身させてしまう。このような大惨事ともいえる生殖異常を引き起こす仕組みが最新の研究で解明された。その方法とは、免疫系を停止させることだという。
 キョウソヤドリコバチをはじめとする寄生ハチ3種のゲノムを初めて解読した研究者チームによると、バクテリアの一種であるボルバキアはハチの遺伝子を操作し、バクテリアの侵入に対して警報を発するタンパク質を抑え込んでしまうという。その結果、バクテリアに対する防御機構が機能せず、ボルバキアは悪事を働くことができる。

 この仕組みは、ボルバキアが宿主とするダニやクモ、線虫などの昆虫への感染でも使われている可能性がある。これらの生物すべてにおいて、宿主の生殖システムが改造される現象が起きているのだ。その結果は実に奇妙で、明らかにオスを不要とする生殖戦略が取られている。

 ボルバキアに感染したオスは、生殖能力のあるメスに性転換するか命を奪われる。メスの場合はオスを必要とせず、単独で子を作らせる。また感染したオスの精子は、非感染のメスと交配しても正常に受精できず子孫を残せない。

 オスがこれほどひどい仕打ちを受けるのは、ボルバキアは最小限の細胞質しかない精子に潜り込めないためだ。卵子に感染したメスのみがボルバキアを子孫に伝えることができる。

「人間の世界ではSFかもしれないが、昆虫の世界では正真正銘の現実だ」と、アメリカ、テネシー州のヴァンダービルト大学で生物学の教授を務めるセス・ボーデンスタイン氏は話す。同氏は今回の研究を行った国際コンソーシアムの一員である。

 ボーデンスタイン氏が“性の操り人形師”と呼ぶボルバキアは、フランケンシュタイン張りの改造を宿主に行うことで、ほかの寄生生物より優位に立っている。宿主を殺すことなく繁殖できるため、宿主の繁殖とともに宿主の子孫へと広がっていくチャンスが大きいのだ。

 事実、ボルバキアの生存戦略があまりに優れているため、“動物界でも特に成功を収めている寄生生物”と称される。ボーデンスタイン氏によると、クモやダニが属する節足動物の約70%に感染しているという。「腐った果物などに留まるハエはどこにでもいるが、ボルバキアが感染している可能性が高い」。

 ただし、ボルバキアの仕事は常に正確なわけではない。時には中途半端に終わり、半分オスで半分メスという“気味の悪い怪物”を作り出すことがあるという。

 ボルバキアが遺伝子に破壊行為を仕掛ける正確な方法はわかっていない。ただし、ボルバキアが単に感染するだけではなく、宿主のゲノムに自身の遺伝子の一部を移しているのは確かだ。

 具体的なプロセスははっきりしていないが、ボルバキアは宿主の生殖システムに感染することで、自身の遺伝子が宿主の遺伝子に吸収される可能性を高めているとボーデンスタイン氏は考えている。

 ボルバキアが宿主の間で広がっていく仕組みの中でも、特に宿主の子孫への伝播方法がわかれば、昆虫によって媒介されるマラリアやデング熱などの感染症の拡大を抑制できるかもしれないとボーデンスタイン氏は期待を寄せている。

 例えば、蚊に遺伝子を挿入し、マラリアの原因となるバクテリアへの耐性を持たせる方法は既にわかっている。ただし、この遺伝子をすべての蚊に広げる効果的な方法は見つかっていない。

 このような遺伝子をボルバキアのゲノムに組み込むことができれば、ボルバキアが“自動機械”の役割を果たし、蚊から蚊へと遺伝子が伝わるかもしれない。ボーデンスタイン氏は将来的な用途に期待しつつ、「基礎科学の見地からも非常に興味深い。バクテリアのように単純な生物が複雑な宿主の性や生殖を操作できるなんて」と今回の研究成果を喜んでいる。

 この研究成果は「Science」誌の1月15日号に掲載されている。

  # by saienji | 2010-02-02 16:19 | smf

Gagging Blowjob(倒錯の寄生虫)


 chikaが新連載を始めた小説「Gagging Blowjob(倒錯の寄生虫)」では、主人公が当面戦う相手(敵)の姿が、がすでに想定済み。その「敵」の行動は以下のニュースに顕れるような行為をもっと強大にしたもの。
 ただし誤解のないように前もって書いておくけれど、下のニュースに取り上げられた男達が、「大罪を犯す人間の敵である」という意味ではない。
 基本的にchikaのスタンスは彼らの衝動を理解し、いかに違うモノに転化させるかという所にあるから(最近、蝦頭で書いた文章の最終の会話を参照してもらえると嬉しい)。 chikaが問題にするのは、彼らを犯罪に駆り立てるその「欲望」、その「衝動」自体であるし、それらを深く理解しなければ何も始まらないと考えている。


「口の中を見たり、指を入れるのが快感」 女子暴行容疑の男逮捕
2009.9.18 19:45
 高校1年の女子生徒(15)につきまとい口をふさいだなどとして、埼玉県警川越署は18日、暴行容疑でふじみ野市亀久保、無職、中村工容疑者(38)を逮捕した。
 同署によると、川越市周辺では9月に入り、小学生の女児ら十数人が「口の中の写真を撮らせて」などと声をかけられる被害が相次いだ。中村容疑者は「口の中を見たり、指を入れたりするのが快感だった」と供述。同署は中村容疑者が声を掛けていたとみて、裏づけを進めている。
 逮捕容疑は14日午後9時ごろ、川越市藤原町の路上で女子生徒に「写真を撮らせて」などと声を掛けてつきまとい、悲鳴を上げた女子生徒の口を両手でふさいだ疑い。

「痛がる顔に興奮する…」 住宅街で女児殴った男の身勝手な動機
2010.1.16 07:00
 小学1年の女児が突然殴られ、重傷を負った現場=姫路市網干区 兵庫県姫路市で小学1年の女児の腹を殴って重傷を負わせた男が傷害容疑で兵庫県警に逮捕、起訴された。
 県警の調べに対して、男は「女の子の痛がる顔を見ると性的に興奮する」などと供述したとされる。姫路市や隣接する太子町では昨年9月以降、女児が殴られる事件が十数件発生しており、幼い子供を狙った悪質な犯行に地域住民は不安を募らせていた。
 姫路市網干区興浜の閑静な住宅街。捜査関係者によると、昨年9月19日、午後0時半ごろ、小学1年の女児(6)は自宅前で友達と虫取りをして遊んでいた。その日朝から自転車で女の子を物色していた男は、女児が1人になったときを見計らって突然腕をつかんだ。
 いやがる女児に対し、男は強引に腕をつかんで人気のない道に引きずっていった。男は手をふりほどいて逃げる女児を約50メートル追いかけ、腹部を素手で2発殴り、自転車で逃走した。
 自宅に帰った女児は、母親に「おなかを殴られた」と泣きながら訴えた。
 顔も唇も青ざめていたため、母親はすぐに救急車を呼んだ。女児は、肝臓から出血する重傷を負い、約2週間入院。
 その後も通院を続け、激しい運動もできずに体育の授業は見学、自転車に乗ることも控え気味という。母親は「ずっと落ち着かない状態が続いた。男の子がパンチする様子を見ると泣き出していた」と打ち明ける。
 昨年10月6日には、この現場から北約5キロの太子町矢田部の路上で、近くの小学3年の女児が後ろから歩いて近づいてきた男に素手で腹を殴られる事件が発生。同14日には、同町糸井の路上で小学4年の女児が、前から来た男にすれ違いざまに棒のようなもので腹を突かれる事件が起きた。
 目撃情報などから1人の男が捜査線に浮上したのは昨年10月中旬。同県加古川市平岡町、無職、勝田州彦(くにひこ)被告(31)だった。
 昨年12月6日午前7時半、勝田被告の自宅に捜査員が出向いた。
「女児が殴られている事件がある。任意で事情を聴かせてくれ」という捜査員の要請に勝田被告はあっさりと応じた。その後、調べに対して「間違いありません。自分がやりました」と、素直に容疑を認めたため、網干署などが傷害容疑で逮捕した。
 逮捕を受け、周辺住民は安堵したものの、怒りは収まらなかった。小1女児の母親は「どうしてこんなひどいことができるのか考えられない。本当に許せない」と憤った。
 動機について、勝田被告は「女の子が痛がる顔が見たかった。痛がる顔を見ると、性的興奮が得られる」などと供述し、自宅からは女児が登場するSMのアニメビデオなどが見つかったとされる。
 父親は警察官OBで、母親も元警察職員だったという勝田被告。専門学校で英語を勉強した後、米国に短期留学したこともあったという。


  # by saienji | 2010-01-21 16:23 | smf

「I saw a movie.」について

「I saw a movie.」はSMf内にある、chikaの書籍と映画のレビューコーナーです。

 例えば平山夢明氏の「独白するユニバーサル横メルカトル」についてはこんな感じ。

 chikaが中学生になりたての頃に、仲間内で残酷ものブームってゆーのがあって、(その頃のchikaのお友達ってオタク坊やばっかだから)「本当は怖い」系の話で盛り上がって次に残酷処刑の本やら秘密ビデオの貸し回しだとか・・やってましたね。
 その中で一番印象に残ってて思わずオナニーしちゃったのが、一番マニアックな友人から回ってきた秘密ビデオ。
 秘密って、、まあ単純に、親に黙ってレンタルした成人向けビデオを友人がダビングしたやつなんだけどね(笑)。
 タイトルは今でも鮮明に覚えてて、「ギニーピッグ4 ピーターの悪魔の女医さん」ってゆーやつ。
 1989年連続幼女誘拐で逮捕された宮崎勤がこのビデオシリーズを所有していたことから、猟奇殺人者に影響を与えたビデオとして、槍玉に上げられた奴です。その結果、ギニー・ピッグ・シリーズは暫く発禁処分くらってたんです。
 「ピーターの悪魔の女医さん」の内容って、お察しの通りあのピーターさんが変態女医を演じるグログロビデオなんだけど、友人達の中ではピーターがどうのってユー事じゃなくって「昔一世を風靡した(ギニーピッグ)シリーズを俺は全部そろえているんだぜ。」みたいなノリだったんですね。
 で密かに心に病を持ったchikaだけが、そーゆー部分からかけ離れた所でこのビデオを楽しんでいたわけです。
 特にピーターが黒のラバーワンピースを着てつけ爪に仕込まれたメスで血まみれになりながら男の皮膚を剥がしていくシーンは何度も何度も見ましたよ。
 身体にピッタリしたラバーのせいでピーターの胸の盛り上がりがパッドだって判って余計に興奮しちゃって、、、あのヘヤースタイルいいなぁ、ウィッグ?ああ、、あのドレスの股間部分のラバーの下には僕と同じおちんちんがあるんだぁ。
 おちんちんも、おちんちんがこすれてるゴムの裏地も舐めてみたいよー、、僕もあんなラバー着たい。あんなウィッグ欲しい!僕も早くピーターみたいになりたい!!とか妄想が膨らんでそりゃもう大変でした(笑)。
 で、この秘密ビデオを返すとき「でどうやった?」と問う友人に対して「(マンホールの中の人魚)の方が好きやな。やっぱし日野日出志は凄いやん。」とか逃げを打ったりして(笑)。
 こういった類のビデオや小説には、極端な人体破壊や変形が登場するんですが、今思うと、グロに惹かれる自分の意識下では、ピーターは男の身体を破壊され、女(とゆーよりオンナに模した生き物)に変形された存在だったりして。
 少なくとも自分の変身のベースには「性同一性障害」みたいな傾向より、はるかにこー言った願望とゆーか、衝動に身をゆだねている部分があったのかなぁと分析しちゃったりします。

・・・前置きがかなり長かったみたいですね。それでは早速、この短編集の中では違う意味で面白かった「すさまじき熱帯」の感想から。

 もっとも違う面白さと言っても「すさまじき熱帯」も他の短編以上に充分グロで、ここで言いたいのはこの短編にプラスアルファされてる「筒井康隆流のドライブ感」なんですね。
 主人公達が訪れる熱帯の現地語を、耳解釈でやると訳の分からない日本語になって、それを意識的に作者が多用するので、読者の方は、音楽的な不思議な感覚が発生するわけです。
 もちろんその音楽はクラッシックではない(笑)、多分、下手くそな素人の田舎ラップ。ストーリーは多くの方が仰るように『地獄の黙示録』が下敷き、でも主人公の父、ドブロクが王国に潜り込んだ後半、chika的変貌を遂げるのは作者の悪趣味なお遊び(笑)。
 とにかく印象に残るのはありとあらゆるモノがカタストロフィに向かって騒々しくグロテスクに疾走していく世界と、それを唖然と見つめるしかない私(読者)という緊張関係が、見事にこの一編では下手くそな田舎ラップのリズムと共に確保されているという点です。
 読者に「これは小説の作り事の世界で、本当の私は安全な世界に生きている」みたいな気持ちが生まれる隙も許さず、不条理に埋め尽くされた因果と共に、呆れる程のスピードで世界は腐り自らを破壊していく様を見せつけていくこの筆力。
 自分は絶対に傍観者である筈なんだけど、いつかこの不条理な破壊世界の生け贄になってしまうのではないかという不安さえ感じさせてくれます。

 その他、個人的に気に入ってしまったのが「怪物のような顔の女と溶けた時計のような頭の男」。この短編は、平山夢明のある意味、潔い鬼畜世界にSMの哲学的転倒を持ち込んだ一編。
 とある女(ココ)の始末を請け負ったサイコな男が、彼女に凌遅処死を施すんだけど、いつもならギャアギャアと凄慘な悲鳴をあげる相手が、この女の場合、妙にアッサリしてて、件の拷問師はすっかりペースを乱されてしまう。
 でも、どうにかしてココをメタメタにしてやろうと次第に拷問をエスカレートさせていく拷問師なんだけど、彼がもがけばもがくほど「場」の主導権はココの方が握っちゃうわけ。
 足の指を全部切り落とされて代わりに5寸釘を打ち込まれそれを足の爪代わりにされるような状況の中で、ココが拷問師を追い詰めていくのは何故か?
 まあ「サドだけどマゾ、マゾだけどサドなSM女王様chika」みたいなSMの転倒が、彼らの間に拷問を通じて繰り広げられるわけですね。
 でもこーゆー話って鬼畜の所作に女性が絡んでくるから単にグログロにならなくてすむわけで、それを思うと「女性の生理」ってすっごく羨ましいなぁと思いましたね、、。
 なんたって幾ら頑張っても男の血には、「命」と深い部分で繋がっていくイメージがなくて結局、戦争とかの単純な暴力や消費しかないって感じだから。

  # by saienji | 2009-12-27 17:03 | smf

青い花


以下の資料は、chikaが写真家土田ヒロミさんの写真集である「青い花」についての調べものをする途中、googlでキャッシュの形で発見したものです。
どうやらこの資料、現在では使われていないようなのですが、日本のトランスジェンダー文化を考える上で、非常に面白いものだと思いましたので、サルベージさせて頂きました。
下のデータベースの関係者の方で、何か問題があるようでしたら、ご連絡下さいませ。すぐに削除させて頂きます。(最遠寺近緒)


データベース:一般雑誌1971-1980年

  # by saienji | 2009-11-22 17:15 | smf

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